遺伝子組み換えの赤いメダカで逮捕。カルタヘナ法ってどんな法律?

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なぜ赤いメダカで逮捕されたの?

赤いメダカには、遺伝子操作によって作られたものがあります。日本では、遺伝子操作した生物の保護に関する法律があり、違法に遺伝子操作を施された生物を持ち運ぶことは違法行為とされています。

違法行為とされるのは、遺伝子操作された生物を不法に持ち運んでいるという行為であり、単純に赤いメダカを飼っているだけで逮捕されることはありません。しかし、赤いメダカが遺伝子操作によって作られたものである場合、その遺伝子操作が合法的に行われたかどうかを証明することが必要となります。証明できない場合、違法行為とみなされることがあります。

なお、赤いメダカは一般的に販売されており、遺伝子操作が施されていないものは合法的に飼育することができます。ただし、遺伝子操作によって作られた赤いメダカを含めた遺伝子操作された生物は、安全性に関する検証が十分に行われていないため、扱いには十分な注意が必要です。

カルタヘナ法ってどんな法律?

カルタヘナ法(Ley de Cartagena)は、生物多様性に関する国際条約である、生物多様性条約(CBD)によって制定された法律の一つです。

カルタヘナ法は、生物多様性条約の目的である、遺伝資源の公正かつ公正なアクセスと取引、およびそれに関する情報の共有に対する国際的な枠組みを設立することを目的としています。この法律により、生物多様性に関する遺伝情報を利用する際には、原産国の同意が必要であり、またその利用に際しては、遺伝情報の移転や技術移転に関する情報の共有が義務付けられています。

カルタヘナ法は、生物多様性条約の重要な規制措置の一つであり、遺伝情報の保護や利用に関する国際的な枠組みを提供しています。生物多様性の保全と持続可能な利用を促進するために、カルタヘナ法を遵守することが求められています。

遺伝子操作したメダカを放流してしまうとどうなるの?

遺伝子操作したメダカを放流してしまうと、生態系に影響を及ぼす可能性があります。遺伝子操作されたメダカが自然界に放たれた場合、以下のような問題が生じる可能性があります。

  1. 異種間交雑の可能性:遺伝子操作されたメダカが野生のメダカと交配し、新しい種が生まれる可能性があります。これによって、野生の生物の生態系に影響を与えることがあります。
  2. 食物連鎖への影響:遺伝子操作されたメダカが生態系に放たれた場合、天敵が食べてしまうことがあります。遺伝子操作によって新しい特性が発現することで、食物連鎖に影響を与えることがあります。
  3. 生態系のバランスへの影響:遺伝子操作されたメダカが野生のメダカと同じ食物資源を利用する場合、競合が起こることがあります。そのため、野生の生物の生態系に影響を与え、生態系のバランスが崩れる可能性があります。

以上のような問題が生じるため、遺伝子操作された生物の放流は原則として禁止されています。また、遺伝子操作された生物を扱う場合には、十分な安全性を確保するための規制が設けられています。

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